アンティーク洋書・36
時の流れをそのまま綴じ込めた、フランスの古書。
Product Description
立体的に彫り込まれた幾何学模様の下には、うっすらと植物を思わせる繊細な曲線文様が重なり、光の加減によって静かに表情を変えます。
飴色へと深まった質感と、真鍮の留め具。閉じた姿はまるで小さな宝石箱のようです。
装丁はおそらくセルロイド素材と思われます。
19世紀末から20世紀初頭にかけて流行した素材で、象牙や鼈甲、大理石のような風合いを表現するため、装飾性の高い書物に多く用いられていました。
見返しには1906年の印刷許可(Imprimatur)の記載があり、当時のカトリック祈祷書であったことがうかがえます。
赤く染められた小口や端正な組版も美しく、時代の空気を今に伝えています。
本としてはもちろん、空間を引き締めるオブジェとしても印象的な一冊です。
Size
約 W70× D18× H120mm
※最大部分で計測
※発送は宅急便となります。
Condition
1906年印刷の古書のため、ページには経年によるやわらかなヤケやわずかなシミが見られます。
装丁には擦れや細かな傷があり、経年によりわずかな反りがございます。また、表紙内部に空気が入ったような浮きが見られる箇所がございますが、現状大きな破損には至っておりません。
真鍮の留め具は現存しており、開閉も可能です。
いずれも長い年月を経たアンティークならではの風合いとしてご理解いただけますと幸いです。
Additional Information
1906年の印刷許可(Imprimatur)の記載が確認できる、フランスのカトリック祈祷書と思われます。
小ぶりなサイズで、当時個人が携えていた祈りの書であったことがうかがえます。