アンティーク 聖母子像・17
フランスで見つけた、古い石膏の聖母像。
幼子イエスの胸元には、聖心(サクレ・クール)が表されています。小さな身体の中に示された聖心が、この像の宗教的な意味を感じさせるとともに、細かな造形の中にも目を惹く美しさがあります。
台座には、「Notre-Dame du Sacré-Cœur(ノートルダム・デュ・サクレ・クール)」の文字が刻まれています。
「聖心の聖母」を意味する言葉で、マリアと幼子イエスの姿とともに、この像の主題を伝えています。
Product Description
そして、もうひとつ強く目を惹くのが足元です。
マリアの足元には大きな蛇がぐるりと一周するように配され、その頭をマリアがしっかりと踏みつけています。
穏やかに幼子を抱く姿とは対照的に、蛇を踏みつけるマリアには凛とした強さが感じられ、とても格好いい造形です。
愛らしい幼子の姿、穏やかなマリアの表情、胸元に示された幼子イエスの聖心。そして足元を大きく巡る蛇。
美しさと愛らしさだけでなく、力強さまで感じられるところが、この像の大きな魅力だと思います。
正面だけでなく、横や後ろから眺めても、マリアの衣の流れや大蛇の造形を楽しむことができます。
背面には「PIERACCINI」の刻印があり、フランスで宗教像を製作していたPieracciniのものと思われます。
宗教像としての意味を持ちながら、ひとつの彫刻作品として眺めてもとても美しく、凛々しさと愛らしさの両方を楽しんでいただける聖母像です。
Size
約 W95× D85× H315mm
※最大部分で計測
Condition
古い石膏像のため、経年による擦れや傷、表面の剥がれ、汚れなどが見られます。
ところどころに表面の剥がれがございます。
台座部分に欠けがございます。(写真9枚目)
状態につきましては、写真をご確認ください。
Additional Information
幼いキリストを抱いたマリアの姿。
私が近くで眺めていて特に惹かれたのは、少し前のめりになった幼いキリストの愛らしい姿です。
マリアの腕に抱かれながら、身体をちょこんと前へ傾けた姿には、幼子らしい無邪気さと動きが感じられます。